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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第30章 欠けた愛を 抱きしめて

車という狭い密室で、彼の腕に捉えられたミレイ。
チュッ 、チュッ....
「…ッ─、…ン」
「……痛いの? 」
彼女の首から胸にかけて次々と付けられるキスマーク。
パーティーを脱け出したままの真っ白なドレスを着ているミレイは、されるがままに肌を差し出していた。
「…ク、確かに痛々しいな」
その純白が、肌に点々と浮かぶ紅い情欲をよけいに際立たせ…見下ろすカルロを煽った。
「あんたがこういうの着てるの、初めてだな。…似合ってるとは…思えないが」
「…よ…用意されたから、仕方なくです…。わたしだって着たくて着ているわけじゃあ…っ」
「──…俺は嫌じゃないけど?」
「…!ホントですか…?」
カルロが車の側面についていた手を彼女の肩に移動させて、鎖骨をなぞるように指を這わせた。

