この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第30章 欠けた愛を 抱きしめて

「…あっ…ハァ…っ」
うなじから…
「…は、ア、ア…!!」
飛び出た肩甲骨の、その間…。
右へ左へと、彼の唇が肌の上を滑りながら痛いほどに吸い付く。
けれど彼女が感じるのは
もちろん痛みだけでなくて。
「…っ…ハァ…、ひゃっ」
背骨に沿ってザラリと舌が舐めあげると、ミレイは弓なりになって反応した。
「触りやすくなったな……」
「…アっ!」
するとカルロはドレスの隙間から片手を差し入れ、彼女の左の乳首をつまんだ。
ぞわぞわと背を這い回っていた快感が、電流のように一瞬だけそこに集中する。
「…おい、何、してんの?…そのままだ」
背を反らせて胸を浮かせた状態を保つようにと、突起を弄りながらカルロが言う。
ミレイは言われた通り肘で上半身を支え、首まで反らして猫のように車の天井に顔を向けた。

