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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第30章 欠けた愛を 抱きしめて

半分ほど舐めとった手を下に持っていき、カルロがベルトの止め金を外す。
くつろげたズボンから自身の灼熱を解放すると、悩ましげに溜め息をついた。
「自分で…またがりなよ」
彼は運転席に座り直し、硬派な警官服の首もとを弛める。
「…覚悟を持って、俺を…誘え」
影のある表情。
冷静なようで、いつも自分に怯えている低い声。
「…ッ」
ミレイは倒れた助手席から重たい身体を起こして、じっと彼を見る。
「わたしは、あなたのものです…」
彼女は濡れた下着から片足を抜き、座席の下に捨ててしまった。
恐る恐る…両腕を差し出す。
片膝を持ち上げ、すり寄るように彼の方へ動くと
カルロは彼女の腰を抱いて自身に引き寄せた。
「ハァ…ハァ…」
ミレイは両手をカルロの肩に置き
向かい合って、膝立ちで彼を跨いだ。
あとはその腰を下ろすだけ…
「…ふ、っ…──ッ」
眉を寄せて、互いに熱く溶けそうなソコをあてがう。

