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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第30章 欠けた愛を 抱きしめて

「カル ロ、さぁ‥ン…!!」
ここは牢の中だ。
自分から飛び込んだ檻の中──。ミレイはこの男に囚われている。
入ってしまえばどうなるかわからない。生きて出られるかもわからないのに…ミレイが自ら入ることを望んだのだ。
そしてその檻は、捕らえた彼女を激しく愛した。
愛と快楽で織られた檻は、大きくうねる渦となって彼女を包み込む。
悶えるミレイは男にしがみついた。
彼の頭に爪を立てて、許しを乞うように……さらなる悦楽をねだるように……
弱々しく髪を掴む彼女は、身体の芯まで彼に溺れていた。
「…ッ…もう、イッたのか…!?」
「…アっ//…わかんな‥っ…い、アアっ‥‥も…!!」
もうわからない…。
自分がいつ達したのかも曖昧なほど、彼女を包み込む快感の波は途切れなかった。

