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歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第31章 Epilogue ── とある恋人たちの日常

───…
任務を終えて、後処理も済ませたのちの、久々の休暇。
カルロと同棲中のミレイは、朝日を窓から感じながらキッチンに立っていた。
彼女は好きな紅茶をコップに注ぎながら
とある男と電話で話している。
「──…で、そろそろ仕事には慣れてきたかい?」
「はい、…あーっ、…そう言いたいのは山々だけれど…。…まだ、少し」
「訓練と実戦では話が違うからね。気を抜いては駄目だよ」
「そうですね…っ、ありがとうございます…」
電話の相手はスミヤだった。
今もLGAの生徒である彼とは、直接顔を合わせることがない。

