この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
歪んだ三重奏 ~ドS兄弟に翻弄されル~
第7章 障子の向こうから
───
「……ふぅ、気持ちよかった」
風呂上がりのミレイは濡れた髪のまま脱衣所を出てきた。
そもそも部屋に戻らないとドライヤーはない。
肩にかけたタオルを使って、服が濡れないように気を配る。
“ ゆっくりし過ぎたかな… ”
入浴タイムを満喫したおかげで、気付けばもうすぐ午後3時。
…といっても、まだ夕方にもなっていない。
眠る時間まではまだまだあるし、かといって外に出るのも…お風呂上がりだし…。
部屋で勉強かな?
ミレイが廊下をペタペタと歩いていた時だった。
「……ん?」