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第5章 現実

美紗より若い女は惜しみもなく裸体を見せつけ夫にしな垂れかかった

「………美紗、別れて欲しい……」

夫は女の手前……単刀直入に言葉にした

「………あなた……本気ですか？」

「あぁ！本気だ、お前は抱いてもつまらない女だ
彼女は違う！彼女は俺の子を孕む
お前は幾ら精液を注いでも俺の子は産まない
お前との暮らしは飽きた……頼むから別れくれないか？」

美紗は諦めて……夫の言葉を聞いた

「解りました……別れます
離婚届けは書いてあります
どうか、それを持って行って下さい
こんな当てつけしなくても……別れてと言うなら……別れました……」

美紗はサイドボードの引き出しから離婚届けを取り出すと夫に渡した