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逢魔が時
第5章 現実
「この家はお前の名義に書き換えて支払って行けば良い
俺はこんな僻地は御免だ!
財産分与はない変わりに……この家を総てやる……」
「では弁護士を、立てて正式に相続します
貴方達はこの家から出て行ってくれませんか?」
「本当につまらない女だな……
嫉妬もしない……何時も気丈で落ち着いて取り乱しもしない……
抱いてもマグロだし……」
夫はそう言い服を身につけた
女の服も着せてやり、女を抱き締めると、美紗を一瞥して家を出て行った
聡は……その声を部屋で聞いていた
坂崎は気絶していた
「美紗、これで邪魔者はいなくなった
君は僕だけのモノになったんだね……」
聡は嬉しさを噛み締めて……
震えていた