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逢魔が時
第6章 逢魔が時
「美紗、迷子になったんだね
大丈夫、もう僕が迎えに来たからね」
聡の狂気の瞳を美紗は見た
美紗を失って……苦しんだ跡が垣間見えた
美紗は、絶対の存在になりたかった
聡の絶対存在に……
無くせば狂う………そんな存在になりたかった
今目の前の聡は無くしたくない想いを醸し出して美紗を見ていた
美紗は聡を見た
ニコッと微笑んで聡を見た
「聡、私は自分の意思で貴方から逃げたのよ!」
冷たい瞳で聡に告げた
聡は驚愕の瞳を美紗に向けた
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