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逢魔が時
第6章 逢魔が時

「聡さん、逢魔が時よ
貴方の本当の姿をわたしに見せなさい!」
美紗は気高く聡にそう言った
聡に飼われていた頃の美紗ではなかった
「美紗……」
「ホテルに連れてって……」
美紗に言われて聡は宿泊中のホテルへ美紗を連れて行った
「美紗……何故……僕から逃げた?」
「聡さん、あたしは飼われるだけは嫌なのよ
飼われるなら対等が良い
一方的に飼われるのは嫌なの
私が貴方のモノなら、貴方は私のモノよ」
「……美紗の望みは何なんだ?」
「………貴方の絶対になりたいの
私は貴方を束縛して繋いであげるわ
貴方も私を束縛して繋げば良い
受け入れられないなら……
私は貴方の所へは帰らない…それだけ…」
「君か僕のモノになるなら……
僕を君にあげる……」
「貴方が私の本性を暴き出したのよ
逢魔が時に……私の本性を暴いた……」
「………美紗……」
聡は美紗を抱き締め口吻けようとした
が、美紗は聡を止めた
「服を脱ぎなさい聡……」
美紗の瞳が妖しく輝いた
聡はその瞳に魅入られ……服を脱ぎ始めた

