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逢魔が時
第6章 逢魔が時

「……美紗……触りたい……」
聡の方を見て美紗は笑った
「私を壊したのは聡さん貴方よ
私は対等に貴方といたいの
貴方に一方的に飼われるのは嫌
私を飼う気なら……残念だけど聡さんとは一緒にはいられないわ」
「………僕には美紗しかいない!」
聡は叫んだ
美紗を失って聡は壊れた
辛うじて保っていられたのは……
美紗を捜して……
共にいる為……
「美紗が僕を飼いたいのなら飼って良い…
僕は君の言う通りにする
待てと言うのなら……待つよ」
美紗は、ふふふ……いい子ね
と笑った

