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星の島で恋をした【完結】
第2章 《二》
確認をするもなにも、こんなやり方はおかしいと思うのだが、差し込まれた手はセルマの胸を揉みしだきはじめた。しかも首の付け根のあたりに濡れた唇の感触があり、執拗に吸われているようだった。
拒否の言葉を口にしようとしたが、口を開いた途端、自分のものとは思えない甘ったるい吐息が洩れ、セルマは慌てて口を閉じた。
男の手はセルマの胸をやわやわと揉んでいる。その度に左肩の傷口がじくじくと痛むのであらがおうとするのだが、身体を動かすと男の手が胸に擦れ、甘い痺れが走る。
頭を動かそうにも、今度は首の付け根を吸われたり舐められたりしていて、その感触が気持ちが悪いはずなのに、なぜかしら気持ちがよくてもっとと思ってしまう。だけど理性が流されては駄目だと訴えていた。
止めてと言いたくても、吐息が洩れるだけで、言葉にならない。
しかも。
「乳首が立ってる」
「っ!」
男の指摘に、セルマは息をのんだ。
「きめ細やかな肌、弾力に富んだ胸。揉んだだけでこれなのに、乳首を摘まんだら、どうなるだろうな?」
男は熱い吐息を吐きながら、セルマの耳元でそんな不埒な言葉を囁いた。
「今、俺の言葉に感じた? 乳首がさらに固くなった」
「あっ、嫌っ」
「嫌という割には、腰が揺れて俺のことを刺激しているが?」
そう言われて初めて、セルマは気がついた。セルマの太股のあたりになにやら固くて熱い不穏なものがあることに。
これはかなり不味い状況なのではないだろうか。
セルマは逃れるため、もう一度、身体を起こそうとしたが、それが逆に男にさらに身体を許すことになってしまった。
それまでセルマの身体と寝ている寝台の間にそれほど隙間はなかった。男が無理矢理手を突っ込み、もぞもぞと指先を動かしていただけに過ぎなかったのだが、セルマが身体を浮かせたため、胸を揉みやすくなったようで、背後から大きな手で鷲掴まれた。
「ぁぁぁんっ」
「いい声だ。もっと啼せたくなる」
しかも男の手はセルマの立っている乳首を摘まみ、少し痛いくらいに指先でしごき始めた。
「あっ、あっ……!」
拒否の言葉を口にしようとしたが、口を開いた途端、自分のものとは思えない甘ったるい吐息が洩れ、セルマは慌てて口を閉じた。
男の手はセルマの胸をやわやわと揉んでいる。その度に左肩の傷口がじくじくと痛むのであらがおうとするのだが、身体を動かすと男の手が胸に擦れ、甘い痺れが走る。
頭を動かそうにも、今度は首の付け根を吸われたり舐められたりしていて、その感触が気持ちが悪いはずなのに、なぜかしら気持ちがよくてもっとと思ってしまう。だけど理性が流されては駄目だと訴えていた。
止めてと言いたくても、吐息が洩れるだけで、言葉にならない。
しかも。
「乳首が立ってる」
「っ!」
男の指摘に、セルマは息をのんだ。
「きめ細やかな肌、弾力に富んだ胸。揉んだだけでこれなのに、乳首を摘まんだら、どうなるだろうな?」
男は熱い吐息を吐きながら、セルマの耳元でそんな不埒な言葉を囁いた。
「今、俺の言葉に感じた? 乳首がさらに固くなった」
「あっ、嫌っ」
「嫌という割には、腰が揺れて俺のことを刺激しているが?」
そう言われて初めて、セルマは気がついた。セルマの太股のあたりになにやら固くて熱い不穏なものがあることに。
これはかなり不味い状況なのではないだろうか。
セルマは逃れるため、もう一度、身体を起こそうとしたが、それが逆に男にさらに身体を許すことになってしまった。
それまでセルマの身体と寝ている寝台の間にそれほど隙間はなかった。男が無理矢理手を突っ込み、もぞもぞと指先を動かしていただけに過ぎなかったのだが、セルマが身体を浮かせたため、胸を揉みやすくなったようで、背後から大きな手で鷲掴まれた。
「ぁぁぁんっ」
「いい声だ。もっと啼せたくなる」
しかも男の手はセルマの立っている乳首を摘まみ、少し痛いくらいに指先でしごき始めた。
「あっ、あっ……!」