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星の島で恋をした【完結】
第25章 《二十五》【完】
 セルマはリクハルドの腕の中で狂ったように乱れていた。

 さらにリクハルドはセルマを高みへ昇らせるため突き上げると、セルマはのけぞって腰を押しつけてきた。

 リクハルドはセルマの腰を抱き寄せ、そして首筋に顔を埋めてきつく吸いついた。

 リクハルドがそうやって吸いついた場所には赤い花が咲いた。

 口を離すとセルマは無意識にもっととねだるように身体を擦り付けてくるので、リクハルドは次から次へとセルマの白い肌に吸いついた。



「ね、リクハルド」
「ん」
「私をリクハルドの側にずっと置いてくれる?」


 何で今更、そんなことを聞いてくるのだろうとリクハルドは思ったが、そういえばきちんと言葉にしていなかったような気がする。



「私の恋は、終わりでは、ないのよね?」
「当たり前だろう。セルマの居場所は俺の腕の中。もう離さない」
「ん……っ」


 セルマはそれでも不安に思ったのか、リクハルドの身体にしがみついてきた。



「こんなに淫らな私だけど、リクハルド、あきれてない?」
「ない。むしろもっと俺にいろんなセルマを見せて欲しい」


 リクハルドの一言にセルマのナカが今までにないほどきゅうっと収縮した。



「あっ……!」
「セルマ、離さないから覚悟しろよ?」


 結局、セルマが解放されたのは次の日の昼前だった。



 そして──。

 ふたりは星が最期を迎えるこの島で末永く幸せに暮らしたという。



【おわり】
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