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星の島で恋をした【完結】
第16章 《十六》
 リクハルドの手が肩に触れ、それから胸へとのびてきた。やわやわと触れるリクハルドの指がもどかしく、セルマは身を捩った。



「どうしてほしいの?」


 リクハルドの声が耳元でして、セルマはぶるりと身体を震わせた。耳に気持ちいい声。



「ん……。もっと」
「もっと?」
「触って」


 すがってきたセルマを抱き寄せ、寝台へ横たえた。



「セルマ、好きだ」
「ん……っ」


 リクハルドの熱い想いがセルマの身体へと落とされた。

 全身に降るキスの雨にセルマは身体を捩った。

 気持ちがいい。

 リクハルドの両手はセルマの身体を這い、唇も喰んでいく。

 気持ちがよくてセルマの口からは意味をなさない喘ぎしか出ない。

 リクハルドの手は胸を揉み、そして下腹部へと来た。

 この島に来て、リクハルドはいきなりセルマの膣内(ナカ)へ指を突っ込んでいた。しかもその後、後ろから花芯へ刺激をしながら外を擦られた。

 よくよく思い返せば、リクハルドはセルマに何度も無体を働いていた。



「ぁ……っ」


 リクハルドの指がセルマの秘めたる敏感な粒に触れ、ゆるゆると撫でられた。しかもそれだけではなく、舌で嬲っていく。



「ぁ……んっ」


 セルマの口から甘い声が洩れていた。

 気持ちがよすぎて、だけど物足りなくて、セルマはふるふると頭を振った。



「指を入れるよ」


 リクハルドの声にセルマは潤んだ瞳を向け、うなずいた。

 リクハルドは蜜口からあふれている蜜を指に絡め、セルマのナカへ埋め込んだ。セルマの身体が大きく跳ねた。



「すごい、ねっとりとまとわりついてくる」
「んぁぁっ」


 ナカを擦られ、指を増やされ、セルマから理性が吹き飛んでいた。



「あっ、あぁっ! リクハルド、それ、だめぇ」
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