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花咲く夜に
第6章 決心
『…………恋愛感情か。』拓海は腕を組み、
椅子に凭れた。
貴斗は前屈みで太ももに両肘をつき手のひらで顔を支えている。
『…面白い話してやるよ。
俺の友達に十川【ソガワ】って男がいんの。
小・中・高一緒だったヤツ。
そいつ、小学生の時に3歳上の姉ちゃんの下着を集めてたよ(苦笑)
隠れて。俺にだけ毎日報告してた。
「生ゴミみたいな臭いがする」
「股の部分に白い鼻水みたいなのが付いてる」
とか………』
貴斗は黙って聞いていた。
『しまいには、
姉ちゃんのブラジャー盗んで嗅ぎながらオナってたよ。
…………そいつ今結婚してて子供が年子で3人いる』
貴斗は無言だ。
『……だからそんな変なことでもないんじゃねぇの?思春期の一過性のもんだろ』
『……そうかな』
『じゃ、今もアンタは母親に恋愛感情あるわけ?
性的興奮もあるの?』
『いや、無いよ。
めぐるにしか無い』
『………ぬけぬけと……』拓海は煮え切らない貴斗にキレた。
貴斗の胸元を掴んで引っ張り上げた。
『あのなぁ!!
俺はガキの頃から姉ち……めぐるが好きだったんだよっ!!
血は繋がってなくても姉だ。生まれた時から一緒に居たんだ。
同じ家の中に、ずーっと好きな女が居てずーっと手も出せないんだぞ!!
いいかっ、
お前が気持ち悪いなら俺はどーすんだよ!
大変態じゃねぇかっ。
だから大丈夫なんだよ!』
椅子に凭れた。
貴斗は前屈みで太ももに両肘をつき手のひらで顔を支えている。
『…面白い話してやるよ。
俺の友達に十川【ソガワ】って男がいんの。
小・中・高一緒だったヤツ。
そいつ、小学生の時に3歳上の姉ちゃんの下着を集めてたよ(苦笑)
隠れて。俺にだけ毎日報告してた。
「生ゴミみたいな臭いがする」
「股の部分に白い鼻水みたいなのが付いてる」
とか………』
貴斗は黙って聞いていた。
『しまいには、
姉ちゃんのブラジャー盗んで嗅ぎながらオナってたよ。
…………そいつ今結婚してて子供が年子で3人いる』
貴斗は無言だ。
『……だからそんな変なことでもないんじゃねぇの?思春期の一過性のもんだろ』
『……そうかな』
『じゃ、今もアンタは母親に恋愛感情あるわけ?
性的興奮もあるの?』
『いや、無いよ。
めぐるにしか無い』
『………ぬけぬけと……』拓海は煮え切らない貴斗にキレた。
貴斗の胸元を掴んで引っ張り上げた。
『あのなぁ!!
俺はガキの頃から姉ち……めぐるが好きだったんだよっ!!
血は繋がってなくても姉だ。生まれた時から一緒に居たんだ。
同じ家の中に、ずーっと好きな女が居てずーっと手も出せないんだぞ!!
いいかっ、
お前が気持ち悪いなら俺はどーすんだよ!
大変態じゃねぇかっ。
だから大丈夫なんだよ!』