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花咲く夜に
第1章 邂逅
同じ高校・短大出身の友達も心配してくれたが、
めぐるの心には風が吹き込み……
やがて闇が支配した。。
3月に入り、
短期派遣で食い繋ぐ日々。
だけど何をしていても〔生きている〕
実感がない。
次第にめぐるは、
『死にたい………』と思うようになった。
それは、とても名案のように思えた。
(そうだ。家族は作らなくても死ねばいるものね!)
そう決めて、
死に場所と方法を模索した。
そうして思い付いたのが………
1年前に雄大と訪れた『醍醐山桜』である。
手を繋ぎ、
傾斜の激しい山を登り桜を見て2人で『来年も来ようね』と笑った。
花びらが舞う夜に、
キスをした。。
誓うように。
――あそこにしよう―――
めぐるの心には風が吹き込み……
やがて闇が支配した。。
3月に入り、
短期派遣で食い繋ぐ日々。
だけど何をしていても〔生きている〕
実感がない。
次第にめぐるは、
『死にたい………』と思うようになった。
それは、とても名案のように思えた。
(そうだ。家族は作らなくても死ねばいるものね!)
そう決めて、
死に場所と方法を模索した。
そうして思い付いたのが………
1年前に雄大と訪れた『醍醐山桜』である。
手を繋ぎ、
傾斜の激しい山を登り桜を見て2人で『来年も来ようね』と笑った。
花びらが舞う夜に、
キスをした。。
誓うように。
――あそこにしよう―――