パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 その1

風俗やデリヘルは利用することもあるが、
どうも大金払って『抜いて、ハイさよなら〜』
が虚しい。いちサラリーマンには出費も痛いところでもある。

スッキリはするのだが。


メガネを外して目頭を指で揉む。
最近PC画面を見ているだけで頭が痛むのだ。

夜、自宅で近場の温泉宿をネット検索していたところ……
冒頭の『あなたの癒しになりたい…人妻温泉・をんなの里』というページが出てきてビックリした。

風采の上がらない野暮ったい俺。目が細くて鼻は低い。メガネをかけ、若干メタボ気味。ビール腹だ。唯一良いとすれば身長はかろうじて175あるところか……

（俺でも、癒してくれるのかな………）


いかがわしさに警戒しつつもクリックしてみた。

『ようこそ、人妻温泉へ。
当温泉はお客様のニーズにお応えして、
お好みの人妻がおもてなし致します。

……と言ったら人妻デリヘルや風俗じゃないかとお思いですよね(苦笑)

肉体的サービスはありますが、
当温泉の人妻たちも事情を抱えた者ばかりなのです。事情といっても…危険なことではなく、
夫とうまくいかない・愛されない、子育てに疲れて息抜きしたい…など内面的な事情でございます。』