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人妻温泉
第5章 その5(後)・ラストエピソード
二枚の便箋だった。田川らしい丸みを帯びた、美しいとは言い難い文字が並んでいた。ゆりはふっ、
と息を吐いた。
(田川さま………
忘れるわけがありませんわ。
私も、あなたの優しさを見抜き癒された女性の1人ですもの。
言えませんでしたけど…)
―――僕も救われました。ファンで居続けます―――
ゆりは震える手で手紙を胸に充てて、零れそうな涙を指で抑えた………
そして呟く。
『田川さま、
おしあわせに……』
きっと彼ならば、
1人の女性を生涯大切にして愛し抜くはずだ。
ゆりは振り切るように上を向いて、
『さ、頑張るぞっ!』と業務を再開した…………
〜〜end〜〜
と息を吐いた。
(田川さま………
忘れるわけがありませんわ。
私も、あなたの優しさを見抜き癒された女性の1人ですもの。
言えませんでしたけど…)
―――僕も救われました。ファンで居続けます―――
ゆりは震える手で手紙を胸に充てて、零れそうな涙を指で抑えた………
そして呟く。
『田川さま、
おしあわせに……』
きっと彼ならば、
1人の女性を生涯大切にして愛し抜くはずだ。
ゆりは振り切るように上を向いて、
『さ、頑張るぞっ!』と業務を再開した…………
〜〜end〜〜