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人妻温泉
第1章 その1
(男の妄想を全て叶えるというわけか……)


『料金は1泊につき一万円でございます。
肉体的サービスは何度お求めになられても、追加料金はございません。』

『えっ、1泊でそんな安さ………』


『偽りはございませんよ。
後々法外な金額を請求することも一切ございません。
私どもは、お客様にも人妻も同じように『癒し』を味わえるようにしております。
低価格で不安がるお客様のために、
念書を書くことも可能です。ほとんどのお客様に書いておりますから…』
『……失礼ですが、肉体的サービスというのはどこまで可能なのでしょうか……』
『もちろん、お客様のご要望までですよ。温泉で背中を流すだけでも構いませんし、男女の営みを〔最後まで〕楽しまれても構いません。只、暴力行為や度を超えた【遊び】はNGでございます。人妻の体を傷つける行為だけはお止め下さい』――最後まで。表現はオブラートに包まれているが、〔挿入可能〕ということだ。そして、極端なSM…ムチで叩いたり蝋燭を垂らしたりは駄目なのだろう。
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