この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
君が泣かないためならば
第5章 っ
「で?あの日はあのまま啓をお持ち帰りした、と」

月曜日、食堂で紗江子ちゃんはニヤニヤしながら私の話を聞いてくれた。

「お持ち帰りって・・・」
「明日香が、啓を食べちゃった、と」
「ちょっとー。語弊があるわね」

「いや。見てないけどきっとそんな感じだわ」

イヤな紗江子ちゃん。

「まぁ明日香と啓が幸せなら私はいいんだけど」

そう言って日替わり定食のアジのフライを綺麗に食べた。

素知らぬふりして定食を食べてるけど。
紗江子ちゃんは私たちのことをとっても喜んでくれているのが分かる。

大好き。

「紗江子ちゃん、私啓より紗江子ちゃんの方が好き」

思わずそう言ったら、そんな私を見つめて

「私も。ツカサより明日香の方が好き」

私たちはそう言い合って大笑いした。

「あの兄弟は私たちの友情には入ってこれないわね」

そう言ってまた笑う。
こうやって心から笑えるのも、紗江子ちゃんと啓のお陰だよ。

ありがとう。
/51ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ