パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 はじめに

小田の勤務する氷戸自動車学校は広告と高評価の口コミで入学希望者が閑散期も殺到するほどの反響を得る。

褒めて伸ばす教習所と慕われた氷戸自動車学校は小田が茨成大学で学んだ心理学に基づいて親切丁寧に指導が進むなか、経営方針のホスピタリティーを逆手に取ってクレームを起こす不良生徒も目立ち、一般の教習生や高校生を困惑させた。


再び、相談を受けた二川は画期的な事業には予想できない事件もあるため、職員と指導員、さらには教習生のためのカウンセラーとガードマンを夕方から常備させる提案をする。

中型免許(限定8t)の普通免許化(5t)に頭を悩ませていた自動車学校は後の準中型免許(7.5ｔ)新設までの費用を工面するため、会議の末にカウンセラーとガードマンの設置を断念した。