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怪しい薬の研究所
第2章 女子高生が温泉で……
田中は莉央菜の言いつけどおり、露天風呂の方へすたすたと歩いていくと、大きなカメラや三脚をセットし始めた。
それも、あえて脱衣所の方に、顔と身体をときどき向けながら。
田中に見られていることは、朋香にもはっきり分かったのだが、露骨に注視されているわけでもないので、抗議することもできなかった。
田中から「気のせいですよ」などと言われるとそれまでなので。
もっとも、実際には気のせいなどではなく、田中は本当にちらちらと朋香を観察していたのだが。
それも、あえて脱衣所の方に、顔と身体をときどき向けながら。
田中に見られていることは、朋香にもはっきり分かったのだが、露骨に注視されているわけでもないので、抗議することもできなかった。
田中から「気のせいですよ」などと言われるとそれまでなので。
もっとも、実際には気のせいなどではなく、田中は本当にちらちらと朋香を観察していたのだが。