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怪しい薬の研究所
第2章 女子高生が温泉で……
 田中は、鈴木と佐藤の方を向いて頷くと、三浦と朋香に向き直って申し訳なさそうに言った。

「申し訳ないですが、どうやら機材トラブルが複数起きてしまったようです。予備の機材を準備いたしますので、今しばらくお待ちいただけますか。10分ほどもあれば、準備は全て整いますので。お二人がのぼせてしまわれぬよう、大急ぎで準備いたしますね」

 予期せぬ事態だったので、朋香は小さく「はい」と答えることしかできなかった。

 三浦も特に不平を言うことなく、「了解っす」とだけ答える。

 了解しえもらえたと判断した田中は、「それでは」と言って一礼した後、鈴木と佐藤と共に、館内へと戻っていった。



 露天風呂には、朋香と三浦が二人っきりで残されることに。




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