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怪しい薬の研究所
第2章 女子高生が温泉で……
実は、朋香が今回の件を即決したことには、理由があった。
家庭の経済的な事情により、このような「短時間で高収入が得られる」という機会は、捨て置けない状況だったからだ。
なので、朋香としては「どうしてここまで好待遇なのだろう。きっと何か裏があるはず」と感づいてはいたものの、断ることはできなかったのだった。
頭の中に立ち上る一抹の不安をかき消そうと、空を見上げる朋香。
すると、予定時刻よりも少し早めに、ワゴンが朋香の前に姿を現した。