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短編 阿吽(あうん)
第5章 安心
なんだかんだと、くれない族になりそうな私も、彼を安心させてあげられているという事実に満更でもない。
優越感にも似た、充足感に、満足げなのだから。
嬉しいサプライズがあるわけじゃない。
「大好きだよ」 「愛してるよ」 などという囁きも聞こえてこない。
しかし、互いの心を掴んで離さない「絆」は、しっかりと胸の内にある。
阿吽(あうん)の呼吸が出来つつある。
その過程を楽しもう。
いささかの衝突も、スパイスだ。いや、要の「味の素」かも。
男の、女の愛し方
女の、男の愛し方
それぞれに違いはあっても、私達はきっと、離れることなく永久(とわ)に繋がっていくのだろう。
2012年 12月26日 《完》
優越感にも似た、充足感に、満足げなのだから。
嬉しいサプライズがあるわけじゃない。
「大好きだよ」 「愛してるよ」 などという囁きも聞こえてこない。
しかし、互いの心を掴んで離さない「絆」は、しっかりと胸の内にある。
阿吽(あうん)の呼吸が出来つつある。
その過程を楽しもう。
いささかの衝突も、スパイスだ。いや、要の「味の素」かも。
男の、女の愛し方
女の、男の愛し方
それぞれに違いはあっても、私達はきっと、離れることなく永久(とわ)に繋がっていくのだろう。
2012年 12月26日 《完》