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第1章 マジかよ！

　同じ時間をグルグルグルグルひたすら繰り返すって……飽きるだろ。
　飽きるっていうか、しまいには絶望してしまいそうだ。

　授業だって、何の為に受けているのかわかんなくなるに違いない。

　……それは困ったな。

　とはいえ、またリープが起きるかどうかはわからないし、とりあえず放課後のあの時間を待たなければ。

　少し冷静さを取り戻した俺は、とりあえず様子を見ることにしてみたんだ。

　で、タイムリープの件について考えがまとまると、次に思い浮かんだのは西奈のことだ。そーだよ、仁美ちゃんから……告白、されたんだよね！

　ってか、これから告白されるのか。

　実際、タイムリープもビッグイベントだけど、こっちはこっちでけっこーイベントですよね。

　てか、どっちかというかこっちの方がデカくないか？
　ううむ。甲乙つけがたいですよ。

　自慢じゃないが俺はモテない。
　告白なんてこれまで一度もされた事はない。

　おそらくこれからの人生でもないんじゃないのかと。

　タイムリープのほうが、もしかしたら何度もあるかもしれない。実際もう二回リープしているわけだし。

　いや、それだったら告白も二回されてんのか。
　全部、西奈からだけど！