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雪の華~ Memories~【彼氏いない歴31年の私】
第5章 LessonⅤ キャッツ・アイにて~孤独なピアノ~
 大学の担当教授は、プロにはなるのは無理だと言われた。そんな自分がこのようなピアノに触っても良いのかという不安と躊躇いはある。しかし、今夜だけでも夢を叶えてあげたいという聡の好意をもまた無駄にすることはできなかった。
 何より、かつてはプロのピアニスト目指した輝の心が、指がそれに触れたいと渇望していた。輝は躊躇いを棄て、心の叫びに忠実に従った。
「弾いてごらん」
 その聡のひと声に励まされ、輝は恐る恐る真っ白な鍵盤に触れてみる。ポローン。澄んだ得もいわれぬ響きが人気のない店内にひろがった。
 その先は何も必要なかった。輝はただ心の声に彼女の感性に導かれるままに指を動かし、鍵盤の上をしなやかな両手がすべった。
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