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雪の華~ Memories~【彼氏いない歴31年の私】
第5章 LessonⅤ キャッツ・アイにて~孤独なピアノ~

くるりと後ろを向くと、今度はシニヨンに纏めていた長い髪を解く。やや赤みを帯びた茶色の髪が滝のように背中にすべり落ち、波打った。輝は長い髪を無造作にかき集め、聡に無防備な背中を晒した。
「ここから先はあなたがやって」
聡は震える手を伸ばした。大きな手のひらがブラのホックを外す。
「本当に良いのかい?」
溜息のような男の声が落ちる。
輝は一糸纏わぬ身体を隠そうともせずに言った。
「今の私を見て、残して、触れて」
彼女は小さく息を吸い込み、続けた。
「聡さんに私の写真を撮って欲しいの」
刹那、彼が鋭く息を呑む音が聞こえた。
「写真を撮れと言ってるのかい?」
「そのとおりよ」
「ここから先はあなたがやって」
聡は震える手を伸ばした。大きな手のひらがブラのホックを外す。
「本当に良いのかい?」
溜息のような男の声が落ちる。
輝は一糸纏わぬ身体を隠そうともせずに言った。
「今の私を見て、残して、触れて」
彼女は小さく息を吸い込み、続けた。
「聡さんに私の写真を撮って欲しいの」
刹那、彼が鋭く息を呑む音が聞こえた。
「写真を撮れと言ってるのかい?」
「そのとおりよ」

