この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
雪の華~ Memories~【彼氏いない歴31年の私】
第5章 LessonⅤ キャッツ・アイにて~孤独なピアノ~

彼の手の上には、不似合いなほど小さな箱が乗っていた。
「ハッピー・クリスマス」
「もしかして、私にくれるの?」
「そう、俺からの初めての記念すべきクリスマスプレゼント。開けてみて」
小さな箱は緑の紙で包まれ、紅いリボンが愛らしくかかっている。いかにもクリスマスらしい包装だ。
輝が包装紙を解くと、白い紙箱が現れ、更にその中にはハート型の深紅のビロード張りの小箱が入っていた。ハートの小箱を取り出し開けた輝が思わず歓声を上げた。
「素敵」
中に入っていたのは、ブルーサファイアのリングであった。
「俺に填めさせて」
「ハッピー・クリスマス」
「もしかして、私にくれるの?」
「そう、俺からの初めての記念すべきクリスマスプレゼント。開けてみて」
小さな箱は緑の紙で包まれ、紅いリボンが愛らしくかかっている。いかにもクリスマスらしい包装だ。
輝が包装紙を解くと、白い紙箱が現れ、更にその中にはハート型の深紅のビロード張りの小箱が入っていた。ハートの小箱を取り出し開けた輝が思わず歓声を上げた。
「素敵」
中に入っていたのは、ブルーサファイアのリングであった。
「俺に填めさせて」

