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雪の華~ Memories~【彼氏いない歴31年の私】
第2章 LessonⅡ 心ときめく記念日
それから、ああと納得したように頷いた。
「僕がちゃんと事情をお話ししなかったから、心配されていたんですね。ご心配なく、大丈夫ですよ。どういうことかといいますと、写真館メモワールというのは、確かに僕がやっている写真館なんですが、撮影する場所、つまり固有のスタジオを持ってないんです。僕はれっきとした本業があって、そっちをやりながら副業みたいな感じでカメラマンをやってるんで。撮影は、知り合いが持っている貸しスタジオを借りてやるんです」
なるほど、それで実体のない写真館というわけね。輝は漸く合点がいき、胸をなで下ろした。つまり、撮影の予約が入ると、そのスタジオを借りて撮影するというわけだ。
「さあ、こうして立ち話ばかりしても何ですから、中にどうぞ」
「僕がちゃんと事情をお話ししなかったから、心配されていたんですね。ご心配なく、大丈夫ですよ。どういうことかといいますと、写真館メモワールというのは、確かに僕がやっている写真館なんですが、撮影する場所、つまり固有のスタジオを持ってないんです。僕はれっきとした本業があって、そっちをやりながら副業みたいな感じでカメラマンをやってるんで。撮影は、知り合いが持っている貸しスタジオを借りてやるんです」
なるほど、それで実体のない写真館というわけね。輝は漸く合点がいき、胸をなで下ろした。つまり、撮影の予約が入ると、そのスタジオを借りて撮影するというわけだ。
「さあ、こうして立ち話ばかりしても何ですから、中にどうぞ」