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雪の華~ Memories~【彼氏いない歴31年の私】
第2章 LessonⅡ 心ときめく記念日
「あまりにもお美しくて、見とれてしまいました」
オーナーは端正な顔をほころばせた。
「さあ、準備も万端整ったことだし、そろそろ撮影に移りましょうか」
いつのまに用意されたのか、剥き出しのコンクリートだった場所に、大きなスクリーンがつるされている。恐らく背景に使うものだろう。よくよく見ると、どこかの教会の内部のような絵が緻密に描かれている。
「じゃあ、この前に立ってみてくれますか?」
いきなりオーナーの指示が飛び、輝は慌ててスクリーンの前に立った。その背景で何枚も数え切れないほど撮影した。静かな空間に、シャッター音だけが響き、時折、オーナーの指示が入る。
オーナーは端正な顔をほころばせた。
「さあ、準備も万端整ったことだし、そろそろ撮影に移りましょうか」
いつのまに用意されたのか、剥き出しのコンクリートだった場所に、大きなスクリーンがつるされている。恐らく背景に使うものだろう。よくよく見ると、どこかの教会の内部のような絵が緻密に描かれている。
「じゃあ、この前に立ってみてくれますか?」
いきなりオーナーの指示が飛び、輝は慌ててスクリーンの前に立った。その背景で何枚も数え切れないほど撮影した。静かな空間に、シャッター音だけが響き、時折、オーナーの指示が入る。