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雪の華~ Memories~【彼氏いない歴31年の私】
第2章 LessonⅡ 心ときめく記念日
「私、あまりにも嬉しくて。それで、つい泣いてしまいました。私の方こそ、ご迷惑だったでしょうに、ごめんなさい」
「じゃあ、何か気に障ったというわけでは」
「もちろんです! そんなこと、あるはずがありません」
いささか力みすぎた物言いに輝がうす紅くなると、吉瀬は笑った。
「いや、それをお聞きして安心しました」
「生まれて初めてのウェディングドレスを着ただけで、かなりテンション上がったし、その上、こんなに綺麗にして頂いて―。もう、本当に何と言ったら良いか判らないくらい幸せで嬉しくて、気がついたら勝手に涙が溢れてきて」
輝がたどたどしく説明していく間に、吉瀬の顔にまた愕きがひろがる。
「じゃあ、何か気に障ったというわけでは」
「もちろんです! そんなこと、あるはずがありません」
いささか力みすぎた物言いに輝がうす紅くなると、吉瀬は笑った。
「いや、それをお聞きして安心しました」
「生まれて初めてのウェディングドレスを着ただけで、かなりテンション上がったし、その上、こんなに綺麗にして頂いて―。もう、本当に何と言ったら良いか判らないくらい幸せで嬉しくて、気がついたら勝手に涙が溢れてきて」
輝がたどたどしく説明していく間に、吉瀬の顔にまた愕きがひろがる。