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光 “I can see your halo.”
第1章 別れと始まり
「あれ、みんなで仲良く出勤?」
うわー!出た!
笑顔でこちらに向かって歩いてくる人物。
それは、さっき説明した職場の先輩、滝本さんだ。
会社に着いてすぐにまた先輩にも出くわすなんて。
1、2メートルくらいのところまで近付いてきた時にバッチリ目が合った。
「ってか、うわっ、佐々木。お前、顔ヤバいぞ!」
はぁ?
挨拶をしようと口を開きかけていたまま固まった。
「なんだよ~、土曜日あの後ソッコーで帰ったくせに!あっ、彼氏か!?」
なっ!なに言ってくれてるの!?
そういえば、この人、こういう人だった!!
星さんや一ノ瀬さんも固まっている。
絶対、バレたよ!
「滝本…デリカシー無さすぎ。」
そうなんです!
一ノ瀬さん、この人、デリカシーがないんです。
「俺らもちょっと引いちゃったわ。」
そう思いますよね?星さん!
けれど、当の本人は分かってないんです!
あの全く悪気のない顔!!!
他人のプライベートをぬけぬけとばらしたくせに!
自分以外の周りの人が凍りついているのを、ホントに分かっていない!
「滝本さん…」
この沈黙をどう切り抜けようかと考えていたら、美怜が口を開いた。
「先輩じゃなかったら、私、ひっ叩いてます。」
ものすごく低いトーンで冷静にそう告げて、私の背中を押してエレベーターまで連れていってくれた。
知花が滝本さんたちに会釈をしてから、私たちの後を追ってきて、三人でエレベーターに乗った。
うわー!出た!
笑顔でこちらに向かって歩いてくる人物。
それは、さっき説明した職場の先輩、滝本さんだ。
会社に着いてすぐにまた先輩にも出くわすなんて。
1、2メートルくらいのところまで近付いてきた時にバッチリ目が合った。
「ってか、うわっ、佐々木。お前、顔ヤバいぞ!」
はぁ?
挨拶をしようと口を開きかけていたまま固まった。
「なんだよ~、土曜日あの後ソッコーで帰ったくせに!あっ、彼氏か!?」
なっ!なに言ってくれてるの!?
そういえば、この人、こういう人だった!!
星さんや一ノ瀬さんも固まっている。
絶対、バレたよ!
「滝本…デリカシー無さすぎ。」
そうなんです!
一ノ瀬さん、この人、デリカシーがないんです。
「俺らもちょっと引いちゃったわ。」
そう思いますよね?星さん!
けれど、当の本人は分かってないんです!
あの全く悪気のない顔!!!
他人のプライベートをぬけぬけとばらしたくせに!
自分以外の周りの人が凍りついているのを、ホントに分かっていない!
「滝本さん…」
この沈黙をどう切り抜けようかと考えていたら、美怜が口を開いた。
「先輩じゃなかったら、私、ひっ叩いてます。」
ものすごく低いトーンで冷静にそう告げて、私の背中を押してエレベーターまで連れていってくれた。
知花が滝本さんたちに会釈をしてから、私たちの後を追ってきて、三人でエレベーターに乗った。