この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
光 “I can see your halo.”
第1章 別れと始まり
「………じゃあ、…行きま、す。」

私のその言葉を聞くや否や、美怜と知花が挨拶もそこそこに休憩室を出ていった。
一ノ瀬さんも滝本さんに何か話しかけて休憩室を後にした。
いきなり二人きりにされて静まり返る休憩室。

「突然ごめんな?でも、ありがとう。」

「いえ…」

「とりあえず、会社を出ようか?」

滝本さんの後を追ってエレベーターに乗り、エントランスを抜けて外に出るまで長い沈黙が続いた。

「佐々木、何か食べたいものあるか?」

「……私が高級フレンチがいいですって言ったらどうするんですか。」

「ははは、佐々木らしいな。フレンチか。それでもいいけど、いくら月曜とはいっても、今からじゃ時間的にきびし…」

「冗談ですよ!」

本気で行くつもりなのか、この人は。
いくら私でも先輩にそこまで図々しく出来ませんよ。

「そんな気取ったところでする話でもないですし、居酒屋で十分です。」

「ははっ、そういうところも佐々木らしいな。じゃあ、場所は俺が決めていい?」

そう言って連れてきてもらったのはお洒落なスペインバルだった。

「近くにこんなお洒落なお店があったんですね。」

これは確実に彼女を連れて来ているでしょ…
私と一緒に入っていいのかな。
予想通りなのか、滝本さんは店員さんたちと顔見知りのようで、何人かに話しかけられている。
私は、後に続いていいものか分からず、入口に立ち尽くしていた。
/52ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ