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光 “I can see your halo.”
第1章 別れと始まり
ドリンクとおつまみ、私はご飯ものを注文させてもらって、店員さんがいなくなると、さっそく本題に入った。

「今朝はごめん!ホントに配慮に欠けてました!」

テーブルに頭をぶつけそうな勢いで、滝本さんが頭を下げた。

「いや、あのっ…」

「星たちの前で恥をかかせたし、俺のせいで…バレた、んだよな?申し訳ない!」

いきなり全力で頭を下げて謝られて私は固まってしまっていた。
それと同時に両隣のテーブルのお客さんたちがチラチラと私たちを見てくるので、居たたまれなくなった。

「………。」

私が許しますとでも言わなければ、顔を上げないつもりなのか。
居心地は悪かったが、目の前で背中を丸めて謝る滝本さんを見ていたら、なんだか可笑しくなってきた。
普段、バリバリ仕事をこなして、みんなが憧れるチームリーダーである人が…

「ふふふっ、…もう、いいですよ。」

「えっ?…何笑ってんだよ。心底反省したし、本気で謝ってるから許してくれ。頼む。」

滝本さんは上げかけた頭をもう一度下げて、謝ってくれた。
そのタイミングでビールとウーロン茶、おつまみが運ばれてきて、さらに居心地が悪くなる。

「ホントにもう、いいですから。」

少し顔を上げて、私の顔を伺っている。

「顔を上げて下さい。」

「……許してもらえる?」

「はい。」

滝本さんは私の返事に反応して、バサッと顔を上げると、私の表情を確認した。

「ありがとう!………はぁ、良かったぁ…」

一気に顔が明るくなったと思ったら、脱力したようにイスにもたれた。
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