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光 “I can see your halo.”
第1章 別れと始まり
悠哉side↓
今、俺の目の前で泣いているコイツは、会社の同じ課の後輩で、新入社員でうちの課に配属された、仕事の出来るヤツだ。
俺らの会社は一応、世間的には大企業として名の通っている会社で、その中でも営業部海外事業課は結構エリート部署らしい。
確かに、仕事はアホみたいに多いし、残業ばかりだけど、頭のキレるヤツが多い部署だと思う。
そんな中でも佐々木は、本配属当初からキレ味が違った。
仕事の飲み込みが早く、要領も良くて、度胸とガッツがあって、あっという間に戦力になった。
始めは、いつも必死で食らい付いてくる姿に好感を持った。
しかし、努力家で弱音を吐かない佐々木と、毎日のように一緒に仕事をしているうちに、いつも目で追うようになった。
たぶん、初めて会った時から好きになっていたんだと思う。
ただ、入社当初から恋人がいたようで、俺は恋愛感情は押し込めて、あくまで先輩として接していた。
同期と一緒に入った居酒屋で、偶然佐々木とその友達に会ったことで、今まで以上に職場外でも話すようになった。
そして、そんな時に知った、佐々木が恋人と別れたという事実。
職場では、いつも明るく、テキパキと仕事をこなしていた佐々木のプライベートを知って、ますます心を捕まれた。
コイツの泣ける場所になりたいと思った。
泣くのを我慢して必死に強がっている姿も、顔をぐしゃぐしゃにして泣く姿も、泣きながらも強がる姿も、全部好きでたまらない。
悠哉side 終わり
今、俺の目の前で泣いているコイツは、会社の同じ課の後輩で、新入社員でうちの課に配属された、仕事の出来るヤツだ。
俺らの会社は一応、世間的には大企業として名の通っている会社で、その中でも営業部海外事業課は結構エリート部署らしい。
確かに、仕事はアホみたいに多いし、残業ばかりだけど、頭のキレるヤツが多い部署だと思う。
そんな中でも佐々木は、本配属当初からキレ味が違った。
仕事の飲み込みが早く、要領も良くて、度胸とガッツがあって、あっという間に戦力になった。
始めは、いつも必死で食らい付いてくる姿に好感を持った。
しかし、努力家で弱音を吐かない佐々木と、毎日のように一緒に仕事をしているうちに、いつも目で追うようになった。
たぶん、初めて会った時から好きになっていたんだと思う。
ただ、入社当初から恋人がいたようで、俺は恋愛感情は押し込めて、あくまで先輩として接していた。
同期と一緒に入った居酒屋で、偶然佐々木とその友達に会ったことで、今まで以上に職場外でも話すようになった。
そして、そんな時に知った、佐々木が恋人と別れたという事実。
職場では、いつも明るく、テキパキと仕事をこなしていた佐々木のプライベートを知って、ますます心を捕まれた。
コイツの泣ける場所になりたいと思った。
泣くのを我慢して必死に強がっている姿も、顔をぐしゃぐしゃにして泣く姿も、泣きながらも強がる姿も、全部好きでたまらない。
悠哉side 終わり