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光 “I can see your halo.”
第1章 別れと始まり
大学時代から付き合っていた彼氏に…
今日、振られた。
土曜日の午後。
午前中の休日出勤に文句も言わず、頑張って早く終わらせて、待ち合わせに向かったのに。
お昼ごはんも食べさせてもらえず、会ってすぐに言われた言葉がコレだ。
「別れて欲しい。他に好きなヤツが出来た。」
あまりにも簡単に告げられて呆然とする私に、数分前まで"彼氏だった"そいつは、ぬけぬけと詳細を話し出した。
"好きなヤツ"は同じ会社の後輩だという事。
その"好きなヤツ"に子どもが出来た事。
しかも、その"好きなヤツ"とは、私と付き合う前から付き合っていた事。
そして、近々その"好きなヤツ"と結婚するという事。
初めは呆然として聞いていたけど、話を理解するにつれて、沸々と怒りが込み上げてきて、同時に目の前のそいつには微塵も恋愛感情を感じなくなった。
怒るのも問い詰めるのもバカらしくなって、『お幸せに』と言い残して、その場を後にした。
悲しいというより悔しいという気持ちのが強い。
ホントに私、好きだったのかな…
携帯を取り出して、友達の名前を探す。
こういう時は、愚痴やお酒に付き合ってくれる友達に会いに行くに限る。
その友達とは、会社の同期、秘書室の美怜と広報部の知花。
二人とも配属部署が頷けるほど美人だ。
二人は大学時代からの仲らしく、同じアパートの3階と5階に住んでいる。
会社に入社したばかりの新人研修で意気投合して、それからは三人でいることが多くなった。
私は営業部の海外事業課に配属されて、三人バラバラにはなったけれど、やっぱり話が合うのは美怜と知花だった。
今日、振られた。
土曜日の午後。
午前中の休日出勤に文句も言わず、頑張って早く終わらせて、待ち合わせに向かったのに。
お昼ごはんも食べさせてもらえず、会ってすぐに言われた言葉がコレだ。
「別れて欲しい。他に好きなヤツが出来た。」
あまりにも簡単に告げられて呆然とする私に、数分前まで"彼氏だった"そいつは、ぬけぬけと詳細を話し出した。
"好きなヤツ"は同じ会社の後輩だという事。
その"好きなヤツ"に子どもが出来た事。
しかも、その"好きなヤツ"とは、私と付き合う前から付き合っていた事。
そして、近々その"好きなヤツ"と結婚するという事。
初めは呆然として聞いていたけど、話を理解するにつれて、沸々と怒りが込み上げてきて、同時に目の前のそいつには微塵も恋愛感情を感じなくなった。
怒るのも問い詰めるのもバカらしくなって、『お幸せに』と言い残して、その場を後にした。
悲しいというより悔しいという気持ちのが強い。
ホントに私、好きだったのかな…
携帯を取り出して、友達の名前を探す。
こういう時は、愚痴やお酒に付き合ってくれる友達に会いに行くに限る。
その友達とは、会社の同期、秘書室の美怜と広報部の知花。
二人とも配属部署が頷けるほど美人だ。
二人は大学時代からの仲らしく、同じアパートの3階と5階に住んでいる。
会社に入社したばかりの新人研修で意気投合して、それからは三人でいることが多くなった。
私は営業部の海外事業課に配属されて、三人バラバラにはなったけれど、やっぱり話が合うのは美怜と知花だった。