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光 “I can see your halo.”
第1章 別れと始まり
"突然だけど、今日どっちかの家に行っていい?
そして、泊めて。飲みたい気分だから。"
二人にLINEを送って、近くのカフェに入った。
振られたって何だって、お腹は空くから仕方がない。
このまま家に帰るのはなんとなく嫌で、LINEの返事が来るまでお腹を満たして待った。
クラブハウスサンドを食べ終わり、コーヒーも飲み終わろうかというタイミングで、携帯が振動した。
美怜からの返信だった。
"今から知花と買い出しにいく。
夕方以降に私んちで。"
コーヒーをおかわりして、15時半近くまでそのカフェに居座って時間を潰した。
美怜たちが通勤で使っている路線の電車に乗って、電車を降りた後は近くのスーパーでお酒やお菓子を買って、アパートに向かった。
美怜の部屋について、インターフォンを押して、鍵があいた音がしたと同時に勢い良く扉を開いた。
ガツンッ…
「わわっ…。ちょっと!琴莉!!」
「あっ、ごめん!」
うっぷんが溜まりすぎて勢い良く引いた扉に引っ張られて、美怜が飛び出してきた。
扉を開くと同時にぶちまけようと思っていた言葉はすっかり引っ込んでしまった。
「ごはん…?作ってくれてるの?」
知花もキッチンに立っていて、すでに何種類もの野菜が切り揃えられていた。
「うん。疲れた時はみんなで美味しいものを食べる!でしょ?」
「琴莉、最近忙しいの?ちゃんと食べてる?今日は奮発してしゃぶしゃぶよっ!」
突然にも関わらずいつもこうやって受け入れてくれる二人に心がじわりと温かくなった。
そして、泊めて。飲みたい気分だから。"
二人にLINEを送って、近くのカフェに入った。
振られたって何だって、お腹は空くから仕方がない。
このまま家に帰るのはなんとなく嫌で、LINEの返事が来るまでお腹を満たして待った。
クラブハウスサンドを食べ終わり、コーヒーも飲み終わろうかというタイミングで、携帯が振動した。
美怜からの返信だった。
"今から知花と買い出しにいく。
夕方以降に私んちで。"
コーヒーをおかわりして、15時半近くまでそのカフェに居座って時間を潰した。
美怜たちが通勤で使っている路線の電車に乗って、電車を降りた後は近くのスーパーでお酒やお菓子を買って、アパートに向かった。
美怜の部屋について、インターフォンを押して、鍵があいた音がしたと同時に勢い良く扉を開いた。
ガツンッ…
「わわっ…。ちょっと!琴莉!!」
「あっ、ごめん!」
うっぷんが溜まりすぎて勢い良く引いた扉に引っ張られて、美怜が飛び出してきた。
扉を開くと同時にぶちまけようと思っていた言葉はすっかり引っ込んでしまった。
「ごはん…?作ってくれてるの?」
知花もキッチンに立っていて、すでに何種類もの野菜が切り揃えられていた。
「うん。疲れた時はみんなで美味しいものを食べる!でしょ?」
「琴莉、最近忙しいの?ちゃんと食べてる?今日は奮発してしゃぶしゃぶよっ!」
突然にも関わらずいつもこうやって受け入れてくれる二人に心がじわりと温かくなった。