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光 “I can see your halo.”
第2章 元カレと体調不良
私の言葉を笑い飛ばすと、頭をくしゃくしゃと撫でて、『待ってろ』とキッチンへ歩いて行った。
「キッチン借りるぞ?あと、冷蔵庫ん中も。」
「は、はぁ…」
突然の事に呆然としてしまった。
ジャケットを脱いで、腕捲りをして、料理を始め出している。
「あの…やっぱり、お粥でいいです。」
「遠慮すんな。っていうか、お前、ちゃんと食べてんの?なんだよ、この冷蔵庫。」
「…ごはん作る時間があるなら、寝ます。」
「あっはっはっ。予想通りの回答だな。」
滝本さんが冷蔵庫から何かを取り出して、鍋をコンロにセットする。
ソファーに座ったままなのは気が引けるから、私もキッチンに歩いて行く。
「わっ、私、何をしましょうか…」
「いいって。座ってろ。そんなにやる事もねぇし。身体、辛いだろ?」
グイッとキッチンから押し出されて、気まずくてその場に立ち尽くしていたら、また胃痛が始まって蹲る。
今日はホントにしつこいな。
「……お前、ホントに病院行けよ?」
「はぁ。」
「何かあってからじゃ遅いんだぞ?仕事も出来なくなるぞ。いいのか?」
それは嫌だっ。
滝本さんの言葉に首を横に振る。
「まぁ、今はこれを食って、薬飲んで、しっかり寝ろ。」
キッチンからテーブルに運ばれてきたのは、ふわふわの卵と真ん中に梅干が一つ乗った美味しそうなうどんだった。
この数分間で、なんと手際のいい…
「滝本さん、料理出来るんですね…」
「お前、サラッと失礼だな。」
「あっ、すみません。でも!いい意味で、です!手際が良くて、見とれてました…」
「キッチン借りるぞ?あと、冷蔵庫ん中も。」
「は、はぁ…」
突然の事に呆然としてしまった。
ジャケットを脱いで、腕捲りをして、料理を始め出している。
「あの…やっぱり、お粥でいいです。」
「遠慮すんな。っていうか、お前、ちゃんと食べてんの?なんだよ、この冷蔵庫。」
「…ごはん作る時間があるなら、寝ます。」
「あっはっはっ。予想通りの回答だな。」
滝本さんが冷蔵庫から何かを取り出して、鍋をコンロにセットする。
ソファーに座ったままなのは気が引けるから、私もキッチンに歩いて行く。
「わっ、私、何をしましょうか…」
「いいって。座ってろ。そんなにやる事もねぇし。身体、辛いだろ?」
グイッとキッチンから押し出されて、気まずくてその場に立ち尽くしていたら、また胃痛が始まって蹲る。
今日はホントにしつこいな。
「……お前、ホントに病院行けよ?」
「はぁ。」
「何かあってからじゃ遅いんだぞ?仕事も出来なくなるぞ。いいのか?」
それは嫌だっ。
滝本さんの言葉に首を横に振る。
「まぁ、今はこれを食って、薬飲んで、しっかり寝ろ。」
キッチンからテーブルに運ばれてきたのは、ふわふわの卵と真ん中に梅干が一つ乗った美味しそうなうどんだった。
この数分間で、なんと手際のいい…
「滝本さん、料理出来るんですね…」
「お前、サラッと失礼だな。」
「あっ、すみません。でも!いい意味で、です!手際が良くて、見とれてました…」