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光 “I can see your halo.”
第1章 別れと始まり
「ごめんね。わたしも美怜もまた仕事の話だと思ってたから、驚いちゃって…ちゃんと聞くから、身体に悪い飲み方はやめよ?」
せっかく買い出しまで行って二人が用意してくれた晩ごはんだ。
私の身体を気遣って。
そう思ったら、素直に箸が進んだ。
「ありがとう、二人とも。でも、やっぱり今日は酔いたいの。なんか悔しくて。」
「琴莉…」
「悔しくて。飲んでないと自分を保てない…」
二人の顔や周りの物が滲んで見えてきた。
どうやら私は泣いているらしい。
美怜がティッシュをボックスごと持ってきて、私の隣に置いてくれた。
「悲しくて泣いてるんじゃないからね!悔しくて、だからねっ!」
「分かってるわよ。まだ少し話を聞いただけだけど、元カレが最低男だって事はよく分かった。」
「うん。琴莉がそんな風に扱われたって聞いて、私も悔しいよ。」
ふと気がつけば、美怜だっていつもよりハイペースでお酒が進んでいるし、知花は唇を噛み締めて今にも泣き出しそうだった。
「今日…美怜と知花がいてくれて良かった。」
私の言葉に二人が微笑んで、更にお酒が進んでしまった。
酔っぱらっていくに連れて、元カレの愚痴も止まらなくなって、どんどんヒートアップしていった。
もう、二人がお酒を止めることもなかった。
私の飲むペースに付き合ってくれていたけれど、初めに知花が酔い潰れて、程なくして美怜も潰れた。
そこからあまり記憶がない。
話し相手がいなくなっても、一人で飲み続けていた気がする。
いろんなお酒の空き缶や空き瓶が周りに転がっていた気がする。
せっかく買い出しまで行って二人が用意してくれた晩ごはんだ。
私の身体を気遣って。
そう思ったら、素直に箸が進んだ。
「ありがとう、二人とも。でも、やっぱり今日は酔いたいの。なんか悔しくて。」
「琴莉…」
「悔しくて。飲んでないと自分を保てない…」
二人の顔や周りの物が滲んで見えてきた。
どうやら私は泣いているらしい。
美怜がティッシュをボックスごと持ってきて、私の隣に置いてくれた。
「悲しくて泣いてるんじゃないからね!悔しくて、だからねっ!」
「分かってるわよ。まだ少し話を聞いただけだけど、元カレが最低男だって事はよく分かった。」
「うん。琴莉がそんな風に扱われたって聞いて、私も悔しいよ。」
ふと気がつけば、美怜だっていつもよりハイペースでお酒が進んでいるし、知花は唇を噛み締めて今にも泣き出しそうだった。
「今日…美怜と知花がいてくれて良かった。」
私の言葉に二人が微笑んで、更にお酒が進んでしまった。
酔っぱらっていくに連れて、元カレの愚痴も止まらなくなって、どんどんヒートアップしていった。
もう、二人がお酒を止めることもなかった。
私の飲むペースに付き合ってくれていたけれど、初めに知花が酔い潰れて、程なくして美怜も潰れた。
そこからあまり記憶がない。
話し相手がいなくなっても、一人で飲み続けていた気がする。
いろんなお酒の空き缶や空き瓶が周りに転がっていた気がする。