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記憶をなくしたアリスに溺れて
第1章 アリスを拾ってください
朝からの雨が、夕方、雪になった。
初雪。
僕は、大学に程近いアパートまで、傘をささずに帰宅していた。
すっかり冷えきった。
とりあえず風呂に入ろう。
北陸の大学に合格して、一人暮らしを始めたのが、今年の4月。
実家の東京に比べると、格安な家賃、しっかりした設備、快適な間取り。
風呂も足を伸ばして入れる。
アパートと名うているけど、マンションなみの贅沢な住環境。
エントランスは、オートロックではないけど、重厚な自動ドアがついていた。
そのドアの外に、びっしょりに濡れた女の子が佇んでいた。
初雪。
僕は、大学に程近いアパートまで、傘をささずに帰宅していた。
すっかり冷えきった。
とりあえず風呂に入ろう。
北陸の大学に合格して、一人暮らしを始めたのが、今年の4月。
実家の東京に比べると、格安な家賃、しっかりした設備、快適な間取り。
風呂も足を伸ばして入れる。
アパートと名うているけど、マンションなみの贅沢な住環境。
エントランスは、オートロックではないけど、重厚な自動ドアがついていた。
そのドアの外に、びっしょりに濡れた女の子が佇んでいた。