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となりの藍崎さん。
第3章 男を知りました

「藍崎さん?」

「悪い、今ネクタイほどくな」

「………」


ケダモノみたいな荒々しさが嘘のように消え去り藍崎さんは優しくネクタイをほどき服を元通りにしてくれた


「悪かった、寝室のベット使え俺はソファーで寝るから」

「はい…」


寝室に向かう前、少し振り向く


私には責める権利があるのに何故か藍崎さんを責めることはできなかった



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