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第2章 まさかの出会い

タクシーから部屋までは、右足爪先立ちのまま、何とか歩く。

玄関を開けて部屋に入るとどっと疲れた。

もう、何にもしたくない。

洋服を脱ぎ、穴の空いたストッキングはゴミ箱に捨てた。
合コン相手は目の前で吸ってはいなかったけれど、それでもあぁいう場に2時間もいれば洋服はタバコ臭い。
洗濯は明日にしよう。
コートだけ、玄関で消臭スプレーを掛けて吊っておく。

髪もタバコ臭いけど、シャワーを浴びる気力もなかった。
そのまま部屋着に着替え、ベッドに倒れこむ。