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第2章 まさかの出会い

ま、レベルの高い男には彼女がつきものだし。
こんな偶然が出会いに発展、なんてことはマンガやドラマの中だけだ。

でも、連絡しろって、携帯番号まで渡されたけど、連絡したところで何してくれるつもりなんだろう？

靴の修理かしら。

今日履いてた靴は、デザインの割に歩きやすくて、お気に入りではあったけど、お気に入りだけに結構履いてた。遅かれ早かれああなる運命だったんだと思う。

そもそも、帰る途中でどこかに躓いて折れてたりしたら、そこから自力で帰る羽目になってたワケで。
それを思えば、責任感じてくれたんだろうけど、タクシーに乗せてもらったのはラッキーでしかない。

これ以上何かをたかるつもりはないんだけど。

そんなことをツラツラ考えながら、眠りに落ちた。