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遅咲きのタンポポ
第3章 待ち合わせ⁉︎
少し引き攣った私の顔を見て、武井さんは苦笑した。
「そんな引かないで。じゃ、行こうか。」
「ど、どこに、ですか?」
「ここからなら、大丸が近いでしょ?
あ、それかいつも靴買う店決めてるならそこでもいいよ?」
「あ、あの、靴は、本当にいいんで!」
「じゃ、何しに来たの?」
「何しにって!
一方的に待ってるなんて言われて掛け直しても電話繋がらないし!
お詫びなんて必要ないって、これ以上は結構ですって言いに来たんです!」
さすがにカチンときて一気にまくし立てると、
武井さんはキョトンとした顔をした。
でもすぐに、目尻を下げてニコっと笑う。
「…そういう反応、すごく新鮮…」
う。
悔しいけど、カッコイイ。
だらし無くもキメ過ぎでもない、無造作に散らした短髪。
顔立ちは整ってるし、服装も。
ネイビーのパンツにベージュのソフトジャケット。
インナーはアイボリーのカットソー。
靴はダークブラウンの革靴で、さりげに巻いたグレー系のストールも決まってる。
これは。
雑誌とかの街で見かけたカッコイイ男子的な特集に載っててもおかしくないレベルだ…
さすがに気まずくて、あらぬ方向に目を逸らす。
武井さんはクスクス笑いながら、
「じゃあ、せっかく来たんだし、靴が要らないならどっかでお茶でも。あ、それか昼まだ?ランチにする?」
確かに、あの後支度して出てきたからお昼は食べてない…
意識したら急にお腹がすいてきた。
「そんな引かないで。じゃ、行こうか。」
「ど、どこに、ですか?」
「ここからなら、大丸が近いでしょ?
あ、それかいつも靴買う店決めてるならそこでもいいよ?」
「あ、あの、靴は、本当にいいんで!」
「じゃ、何しに来たの?」
「何しにって!
一方的に待ってるなんて言われて掛け直しても電話繋がらないし!
お詫びなんて必要ないって、これ以上は結構ですって言いに来たんです!」
さすがにカチンときて一気にまくし立てると、
武井さんはキョトンとした顔をした。
でもすぐに、目尻を下げてニコっと笑う。
「…そういう反応、すごく新鮮…」
う。
悔しいけど、カッコイイ。
だらし無くもキメ過ぎでもない、無造作に散らした短髪。
顔立ちは整ってるし、服装も。
ネイビーのパンツにベージュのソフトジャケット。
インナーはアイボリーのカットソー。
靴はダークブラウンの革靴で、さりげに巻いたグレー系のストールも決まってる。
これは。
雑誌とかの街で見かけたカッコイイ男子的な特集に載っててもおかしくないレベルだ…
さすがに気まずくて、あらぬ方向に目を逸らす。
武井さんはクスクス笑いながら、
「じゃあ、せっかく来たんだし、靴が要らないならどっかでお茶でも。あ、それか昼まだ?ランチにする?」
確かに、あの後支度して出てきたからお昼は食べてない…
意識したら急にお腹がすいてきた。