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遅咲きのタンポポ
第4章 友達⁉︎
武井さんについて歩いて行った先は、
大丸近くのカフェ。
雑誌とかによく載ってる所謂カフェごはん。
階段を上りながら、来慣れてる感じがして。
「よく、こういうカフェはいるんですか?」
と聞いてみた。
こういうところに来るならきっと女性とだろうと思ったから。
「女のコって、こういう店好きでしょ。
男からしたら何が美味いのか全然わかんないんだけど。ま、幾ら美味くても初対面の女のコをラーメン屋に連れてくほど野暮じゃないですよ。」
…ラーメン、好きですけどね。
でももっと親しくなってからなら兎も角、この状況でラーメン屋に連れてかれたらなんで⁉︎ってなるか。
カフェに入っても、さりげにコートやバッグの置き場を気遣ってくれたり、
椅子を引いてくれたり、行動がいちいち紳士的で。
学生の時の彼氏は当然そんな気遣いはなかったから、男性にそんなことしてもらったことなくて、戸惑いを隠せなかった。
「沙織ちゃん、いちいちそんなビクビクしないで?別にとって食ったりしないから」
苦笑いしながら、武井さんが向かいに座る。
大丸近くのカフェ。
雑誌とかによく載ってる所謂カフェごはん。
階段を上りながら、来慣れてる感じがして。
「よく、こういうカフェはいるんですか?」
と聞いてみた。
こういうところに来るならきっと女性とだろうと思ったから。
「女のコって、こういう店好きでしょ。
男からしたら何が美味いのか全然わかんないんだけど。ま、幾ら美味くても初対面の女のコをラーメン屋に連れてくほど野暮じゃないですよ。」
…ラーメン、好きですけどね。
でももっと親しくなってからなら兎も角、この状況でラーメン屋に連れてかれたらなんで⁉︎ってなるか。
カフェに入っても、さりげにコートやバッグの置き場を気遣ってくれたり、
椅子を引いてくれたり、行動がいちいち紳士的で。
学生の時の彼氏は当然そんな気遣いはなかったから、男性にそんなことしてもらったことなくて、戸惑いを隠せなかった。
「沙織ちゃん、いちいちそんなビクビクしないで?別にとって食ったりしないから」
苦笑いしながら、武井さんが向かいに座る。