この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
遅咲きのタンポポ
第5章 友達
友達として、遊びには行くけど、
必要以上のスキンシップはなし。
お会計も基本は割り勘。
友達なんだからそれは当然だろう。
いつも武井さんが少し多めに出してくれるけど。
夜遅くなると家の前まで送ってくれる事はあっても、上がりはしない。
週末どちらかは会って買い物に行ったり、
映画を観に行ったりした。
たまに平日、だいたい金曜日が多かったけど、
ご飯を食べに行く事もあった。
それでも電車のあるうちに別れる。
ほとんどデートだったけど、武井さんはそれ以上をガツガツと求めては来なかった。
カッコイイし、優しい。
そんな関係が2ヶ月も続く頃には、
私もこんな人が彼氏だったらイイなぁ、と思い出したのだけど、自分からどう進展させたらいいのか分からず、もやもやとしていた。
そろそろどうですかってのも、違う気がするし。
どうせなら、武井さんから一歩踏み込んで欲しい。
だけど、一向にその気配がなく。
武井さんは何か考える所があるのかも、と思ったりもして、なかなかきっかけが掴めなかった。
必要以上のスキンシップはなし。
お会計も基本は割り勘。
友達なんだからそれは当然だろう。
いつも武井さんが少し多めに出してくれるけど。
夜遅くなると家の前まで送ってくれる事はあっても、上がりはしない。
週末どちらかは会って買い物に行ったり、
映画を観に行ったりした。
たまに平日、だいたい金曜日が多かったけど、
ご飯を食べに行く事もあった。
それでも電車のあるうちに別れる。
ほとんどデートだったけど、武井さんはそれ以上をガツガツと求めては来なかった。
カッコイイし、優しい。
そんな関係が2ヶ月も続く頃には、
私もこんな人が彼氏だったらイイなぁ、と思い出したのだけど、自分からどう進展させたらいいのか分からず、もやもやとしていた。
そろそろどうですかってのも、違う気がするし。
どうせなら、武井さんから一歩踏み込んで欲しい。
だけど、一向にその気配がなく。
武井さんは何か考える所があるのかも、と思ったりもして、なかなかきっかけが掴めなかった。