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遅咲きのタンポポ
第5章 友達
そんなある日。
買い物の帰りに、ふと思い出し、
ホームセンターに行きたいと言った。
「いいけど、何買うの?」
「脚立です。」
「脚立?」
「昨日蛍光灯が切れちゃって。
椅子に登っても届かなくて。前に切れた時は、たまたま背の高い友達が遊びに来る日だったから、お願いして替えてもらったんですけど。」
武井さんは自分を指差し、
「俺も背の高い友達だけど?蛍光灯替えようか?」
「お願いしてもいいですか?」
正直、脚立を買ったところで、持って帰るのも大変だし、使わない時の置き場にも困るとは思っていた。
予備の蛍光灯は買ってあると伝えると武井さんはマンションまで来てくれた。
「あ、あの、すぐ呼びに来るので、5分待ってて貰えません?」
エントランスでそう告げると、
「いいよ?」
武井さんは苦笑して承諾してくれた。
私一人だけエレベーターに乗り込む。
多少片付いてないとことかは大目に見てもらうとしても、流石に室内干しの洗濯物は見せられない。
買い物の帰りに、ふと思い出し、
ホームセンターに行きたいと言った。
「いいけど、何買うの?」
「脚立です。」
「脚立?」
「昨日蛍光灯が切れちゃって。
椅子に登っても届かなくて。前に切れた時は、たまたま背の高い友達が遊びに来る日だったから、お願いして替えてもらったんですけど。」
武井さんは自分を指差し、
「俺も背の高い友達だけど?蛍光灯替えようか?」
「お願いしてもいいですか?」
正直、脚立を買ったところで、持って帰るのも大変だし、使わない時の置き場にも困るとは思っていた。
予備の蛍光灯は買ってあると伝えると武井さんはマンションまで来てくれた。
「あ、あの、すぐ呼びに来るので、5分待ってて貰えません?」
エントランスでそう告げると、
「いいよ?」
武井さんは苦笑して承諾してくれた。
私一人だけエレベーターに乗り込む。
多少片付いてないとことかは大目に見てもらうとしても、流石に室内干しの洗濯物は見せられない。