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遅咲きのタンポポ
第8章 再会
早速お姉ちゃんに電話を掛けて、年末の予定を聞いた。
29日が旦那さんの仕事納めで、
30日は午前中ゆっくりして、
午後から旦那さんの実家に向かうということだった。

ビミョーかしら?
と思いながらダメ元でお願いして見ると、
快諾してくれた。

「29日の夜なら大丈夫だよ。
逆に帰省の準備したいから、優也と遊んでくれると有難いかも。」

優也は3歳になる甥っ子で、やんちゃ盛りだ。
お姉ちゃんは2人目がお腹にいて、あの暴れん坊の相手をしながら帰省の準備は中々大変だろうと思った。

「任して!なんなら朝から行って大掃除手伝おうか?」

「お?いいねぇ、それ。」

交渉成立。

持つべきものは仲の良い姉妹だわ。

お姉ちゃんの家だから、パジャマも基礎化粧品も借りられるから、荷物も最小限で済む。
なんて効率的‼︎

大阪での宿泊費を考えれば、
手土産のお菓子と優也へのお年玉も安いもんだ。

万が一に備えて、下着も可愛い新品をパッキング。
ワンピースもこないだ買ったばかりのお気に入り。
靴は広い空港を歩き回れるように履き慣れたやつ。
でもヒールはしっかりチェックして、
クリームをつけて磨く。

ストッキングはアクシデントに備えて予備を2足持った。

これで準備は万端!










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