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遅咲きのタンポポ
第8章 再会
29日。
朝からお菓子を買って大阪のお姉ちゃんの家へ。
昼前に着いて、荷物を置くなり踏み台に登って照明のカサを拭いたり、浴室の天井を掃除したり、妊婦には厳しい作業を率先してやった。
お昼ご飯を挟んで優也の面倒を見つつ掃除を続行。
お姉ちゃんが恐縮するくらいの働きぶりだったらしく、
「沙織、なんかあったの?」
と聞かれた。
お姉ちゃんには、武井さんの話はした事があったけど、付き合うに至ってない相手を2年越しで待ってる事までは話してなかった。
それを全て話す。
お姉ちゃんも流石に驚いたようで。
「2年も待って、何便で帰ってくるかもわからないのに、朝から関空で待つつもり?便名がわからないんじゃ、同時刻に違うゲートに着く可能性もあるのに、本当に逢えると思ってるの?」
呆れたというより、正気か、という感じの反応だった。
朝からお菓子を買って大阪のお姉ちゃんの家へ。
昼前に着いて、荷物を置くなり踏み台に登って照明のカサを拭いたり、浴室の天井を掃除したり、妊婦には厳しい作業を率先してやった。
お昼ご飯を挟んで優也の面倒を見つつ掃除を続行。
お姉ちゃんが恐縮するくらいの働きぶりだったらしく、
「沙織、なんかあったの?」
と聞かれた。
お姉ちゃんには、武井さんの話はした事があったけど、付き合うに至ってない相手を2年越しで待ってる事までは話してなかった。
それを全て話す。
お姉ちゃんも流石に驚いたようで。
「2年も待って、何便で帰ってくるかもわからないのに、朝から関空で待つつもり?便名がわからないんじゃ、同時刻に違うゲートに着く可能性もあるのに、本当に逢えると思ってるの?」
呆れたというより、正気か、という感じの反応だった。